プールの向こうに朝日とシギリヤロックのシルエット

ヘリタンス・カンダラマの楽しみ方【後編】早朝が本番だった。日の出前に起きるべき理由

📅 公開: 2026年09月06日 🔄 更新: 2026年09月06日 ✍️ ノットアンドマイル

※PRを含みます

前編では、ヘリタンス・カンダラマの夕方から夜をお伝えしました。

後編は翌朝です。このホテルの本番は朝だと思っています。

しかも「朝」とひとくくりにできません。日の出前・日が昇る瞬間・昇りきったあとで、まったく違う顔になります。同じ場所に3回行って、3回とも違う景色を見ました。

05:52 ─ 日の出前15分 ─ まず、ベッドから出ずに外を見る

日の出前、客室から見たカンダラマ湖と森。空がうっすら明るい
日の出前。空がうっすら明るくなりはじめる時間 ─ 部屋のカーテンを閉め忘れたのが幸運でした。

この日の日の出は5時59分。そのすこし前に起きると幻想的な空が現れてきます。

夜明け前の客室からの眺め
部屋から見た夜明け前のカンダラマ湖

外はまだ薄暗く、湖の輪郭がぼんやり見えるだけ。それでも、鳥のさえずりがもう聞こえてきます。

ここで二度寝しないでください!この日いちばんの時間が、このあと20分で来ます。

05:59 ─ 廊下と階段が、夜と別物になっている

部屋を出て廊下へ。前編で「夕方や夜の廊下を歩いてほしい」と書きましたが、早朝はさらに違います

廊下の外に広がる朝の森
廊下の外は、もう朝の森
夜明け前の廊下。まだ照明がついている
夜明け前の森の静けさが漂う廊下。照明は消えているけど外の光を取り込んでいるので十分に明るい

ここの照明はまだついているのに、外は明るくなりはじめている。ふたつの光が混ざる、この時間だけの状態です。

早朝の階段を上る。外が白みはじめている
早朝の階段を上る

ここでホテルスタッフとすれ違ったのも幸運でした。せっかくなので、「景色がきれいに見える場所はどこですか」と聞いてみたんです。英語もそこそこの、たどたどしい質問でした。すると──その人は場所を教えるだけでなく、そこまで案内してくれました。

「ここからだと湖の向こうまで見えますよ」と、案内してくれたんです。忙しい早朝の時間に、です。

ホスピタリティという言葉を、このとき初めて体感した気がします。

06:03 ─ ホテルスタッフおすすめのプールからの景色

ここはインフィニティープールの上にあるもう一つのプールです。

日の出前のインフィニティプール。水面が鏡のよう
日の出前。プールの水面が鏡のように静かで幻想的。シギリヤロックも見えます
朝もやのかかったカンダラマ湖とプール
少しずつ明るくなる、空と山とプール、草原と湖のコラボレーションはもう言葉になりません

06:12 ─ 朝日と、シギリヤロックのシルエット

そして、これです。

プールと湖の水面の向こうの山から朝日が昇り、シギリヤロックのシルエットが浮かびます。世界遺産の岩山が見える絶景。

プールの向こうに朝日とシギリヤロックのシルエット
プールの向こうに朝日。左奥に小さく見えるのがシギリヤロック

前日の夕方、同じ場所で夕焼けを見ていました。同じプール、同じ方向。それなのに、まるで別の場所です。

💡 これは絶対トライする価値があります。早朝に歩いていると、スタッフとすれ違います。思い切って聞いてみてください。ガイドブックには載っていない場所を教えてもらえます。スタッフに会えなくても、廊下を歩く、階段を登る、プールに行くだけで最高のひとときを味わえます。早起きする価値を実感できると思います。

06:18 ─ すこし注意!猿が出ます

ホテルの敷地にいた猿
敷地内にいた猿。近づかないように注意しましょう!

朝の散歩中、猿に遭遇しました。このホテルは211エーカーの保護林の中にあるので、野生動物が普通にいます。昨日の夕方にはプールから草原を歩いている像を見ました!

🔴 これは絶対に注意です。部屋の窓は、中から鍵を締めてください。

閉めるだけでは不十分です。鍵をかけていないと、猿が自分で開けて入ってきます。

部屋を出るときはもちろん、部屋にいるあいだも、バルコニーを使っていないなら施錠しておくのが安心です。「ちょっとそこまで」のつもりで開けたままにしないこと。

06:21〜06:32 ─ 光が入ってくる時間

朝日を受けはじめたインフィニティプール
朝日を受けはじめたプール。空が青くなり始めてきます。

日が昇ると、今度は光が横から差し込みはじめます。10分前とはもう違う。

朝のプールとカンダラマ湖
朝のプールとカンダラマ湖
光が差し込みはじめたプールサイド
光が差し込みはじめたプールサイド
朝のデッキから見渡す森と湖
デッキから見渡す森とバワのホテル

スタッフに教えてもらったデッキからの眺めです。ここは自分では見つけられませんでした。バワツアーに参加しても来られますよ。

06:36〜06:49 ─ 館内をもう一周する

朝の光が差し込む廊下。岩肌が照らされる
朝の光が差し込む廊下。光の魔術師バワ

昨日と同じ廊下とラウンジです。夕方や夕食後の夜も歩いたり、リラックスしていた場所です。それが朝の光で三度目の表情を見せます。自然の光が当たって、質感がまるで違って見える。

ラウンジも、夜のしっとりした雰囲気から一転して、光が差し込む気持ちのいい場所になっています。

吹き抜けのラウンジに差し込む朝の光
窓越しに差し込む朝の光
ヘリタンス・カンダラマの早朝のラウンジ。岩肌に朝日が差し込む
岩に朝の光が差し込んでくる。インフィニティープール前のラウンジ
朝の階段。夜とはまったく違う表情
朝の階段を降りる。森に入っていくような感覚になります
ヘリタンス・カンダラマの早朝のフロント。スタッフが朝の準備をしている
正面フロント。静寂の中、新たなお客さんを迎える準備をするスタッフの皆さん

07:34〜07:53 ─ 「朝日が昇りきった時間」もまた違う

日が高くなってきた時間の廊下
日が高くなってきた廊下。床面にもバワデザインの絵が

7時半を過ぎると、光が強くなって影がはっきりします。

朝7時40分ごろのホテルの様子
7時40分ごろ
朝のプールから見たカンダラマ湖
朝のプール上の岩場で深呼吸。素敵な景色と美味しい空気は最高です。ここはインフィニティープールから歩いて登れます。

湖の色も、青が濃くなっていきます。

日が昇ったあとのプールと湖の眺め
日が昇ったあとの眺め。シギリヤ・ロックも見えます

08:42 ─ 朝食のビュッフェも美味しい

ヘリタンス・カンダラマの朝食ビュッフェ
洋食からスリランカ食まで種類豊富な朝食ビュッフェ

朝食もビュッフェでした。前編と同じく、まず一周してから皿を取るのがおすすめです。

スリランカらしいものも、西洋式のものも揃っています。景色の見える席が空いていたら、迷わずそこへ。

朝の時間帯ごとの「見どころ」早見表

この日の記録から、朝の3つの顔を整理しました。

  • 05:45〜06:00|日の出前 部屋から外を見る。廊下は照明と朝の光が混ざる
  • 06:00〜06:30|日の出前後 ここが最大の見どころ。プールの向こうに朝日とシギリヤロック
  • 06:30〜07:00|光が入る時間 館内をもう一周。岩肌の廊下が三度目の顔になる
  • 07:30〜09:00|朝日が昇りきった時間 湖の青が濃くなる。朝食へ

早起きは何時がいいか ─

この日の日の出は5時59分でした。逆算すると、5時45分に起きれば十分間に合います。季節によって日の出の時間が違うので、調べておくとよいです。

「せっかくの旅行だから朝はゆっくり寝たい」という気持ちは分かります。ただ、このホテルに関しては1時間早く起きるほうが断然お得だといえます。

ちなみに、このホテルにはバワが手がけた建築を案内してもらえる館内ツアーがあり、フロントで予約できます。それとは別に、バワ建築を何軒もめぐる現地ツアーも探せます。カンダラマ以外のバワ作品もまわりたい方は、のぞいてみると面白いかもしれません。

🌏 スリランカの現地ツアーを VELTRA で探す

まとめ|後編でお伝えしたいこと─ 早起きは3文以上にお得

  • 5時45分に起きる。日の出前から動く
  • 部屋のカーテンを開けて、まず外を見る
  • 早朝の廊下と階段を歩く(夜とも昼とも違う)
  • スタッフに「景色のいい場所」を聞く。案内までしてくれます
  • 日の出の瞬間はプールへ。シギリヤロックが見えます
  • 朝食は一周してから皿を取る
  • 🔴 バルコニーは中から鍵を締める(猿に開けられます)

前編と後編を通して言いたかったことは、ひとつだけです。

カンダラマは「泊まる」ホテルではなく、「過ごす」ホテルだということ。同じ場所を、時間を変えて何度も見る。それだけで、このホテルは何倍も楽しくなります。

旅のデータ

  • 訪問:2025年7月
  • ホテル:ヘリタンス・カンダラマ(Heritance Kandalama/スリランカ・ダンブッラ)
  • 設計:ジェフリー・バワ、1994年開業
  • 立地:カンダラマ湖に面した211エーカーの保護林の中。シギリヤロックが望める
  • この日の日の出:5時59分(7月末)
  • 注意:バルコニーの扉は中から施錠しないと猿に開けられます
  • この朝の流れ:05:52部屋から → 06:03プールでスタッフと出会う → 06:12日の出 → 08:42朝食
  • ※2025年7月時点の体験です。設備や運用は変わる可能性があります

あわせて読みたい

🧳

ノットアンドマイル

パッケージツアーでは行けない世界のマイナーな国々を旅するバックパッカー。現地の生の情報を写真とともにお届けしています。

✍️ コメントを書く

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です