ハチドリに出会えたソルトスプリング島の宿🐦 Cedar House on the Hill B&B 滞在記【カナダ】

📅 公開: 2026年07月29日 🔄 更新: 2026年07月22日 ✍️ Kamiwan-Tabi

※PRを含みます

カナダ・ソルトスプリング島での2日間、私たちが拠点にしたのは「Cedar House on the Hill B&B(シーダーハウス・オン・ザ・ヒル)」という、丘の上の小さな宿でした🏡

部屋はたった2室。豪華なリゾートホテルではありません。それでもこの旅でいちばん記憶に残った滞在になりました。理由は、天窓から差し込む光と、テラスにやってきたハチドリです。

給餌器の前で空中静止するハチドリ。羽を広げ、くちばしを伸ばしている

天窓と大きな窓。光あふれるサンルーム

天窓と大きな窓のあるサンルーム。朝の光が差し込みオレンジ色に染まる室内

この宿の主役は、なんといってもこのサンルーム。天井までガラス張りで、開放感がすごいのです。朝、光が差し込むと部屋全体がやわらかなオレンジ色に染まって、それだけで一日の始まりが特別なものになりました。

B&Bなので朝食もこの部屋でいただきます。天窓から降りそそぐ朝の光と、窓の外に広がる森を眺めながらの朝食は、旅の朝としてこれ以上ないぜいたくでした☕

曇りの日のサンルーム。窓の向こうに森と遠くの海、対岸の島影が見える

曇りの日はまた違う表情。遠くに海と対岸の島影が見えて、天気が変わっていく様子をぼんやり眺めているだけで時間が過ぎていきます。

このサンルームからは、そのままテラスへ出られます。天気のいい日は、外に出て風にあたるのが気持ちいい🌿

テラスの手すり越しに見える入り江とボート。手前にオレンジのバラ

テラスからは、バラ越しに入り江が見えます。小さなボートが浮かんでいて、「島にいるんだな」と実感する景色でした🌹

寝室は、ぐっすり眠るための部屋

宿の寝室。窓の外に緑と山が見えるシンプルで清潔な部屋

寝室はいたってシンプル。窓の外はやはり緑と山です。余計なものがない分、夜は驚くほど静かで、朝までぐっすり眠れました😴

テラスにハチドリたちがやってきた

そして、この宿でいちばん忘れられない出来事。ハチドリです🐦

宿のテラスには、ホストの方がハチドリ用の給餌器を設置しています。赤い花の形をしたあれです。座って景色を眺めていると、羽音とともに小さな影が飛んできました。

風見鶏に留まって休むハチドリ。背中のオレンジ色が光っている

ハチドリを見るのは、これが初めてでした。想像していたよりずっと小さくて、そして速い。空中で完全に静止したかと思うと、次の瞬間には消えている。風見鶏の上でひと休みしている姿は、背中のオレンジが光ってとてもきれいでした。

給餌器の左右でホバリングする2羽のハチドリ。背中がオレンジ色の個体と緑がかった個体

しかも、やってくるのは1羽ではありませんでした。給餌器をめぐって2羽、3羽と入れ替わり立ち替わり。背中がオレンジ色に輝く子もいれば、緑がかった子もいて、種類も違うようです。

小さな体で激しく縄張りを争い、羽音を響かせながら飛び回る。朝食前のテラスが、ちょっとした観察スポットになりました🐦

「ハチドリに会える宿」——予約したときには思ってもみなかった体験です。

島で買ったものを、島の宿で味わう

この宿の楽しみ方として、ぜひおすすめしたいことがあります。島で買ったものを持ち帰って、部屋で味わうことです。

テラスのテーブルに置かれたLaughing Apple Farmのりんごジュースとグラス。赤いゼラニウムと青空

こちらは、Day3で訪ねたりんご農園で買ったLaughing Apple Farm のりんごジュース。100%ソルトスプリング島産です。前日に自分の足で農園を訪ね、翌朝、そのジュースをテラスで飲む。島の空気を吸いながら、昨日歩いた場所の味を確かめる——旅がひとつにつながる感覚がありました🍎

窓辺のテーブルに置かれたSalt Spring Wild Ciderのボトルとグラス。窓の外にハチドリの給餌器が見える

もう一本はこちら。Day3後編で乾杯したのと同じ、島を代表するシードル工房「Salt Spring Wild Cider」のシードル。写真のボトルは、柑橘とローズマリーを使ったボタニカルシリーズの「Bitter Orange Rosemary」です🍏

この工房がすごいのは、島に自生する野生のりんごや、樹齢100年を超える古木の実を使ってシードルを造っていること。ソルトスプリング島はかつてBC州最大のりんご産地で、今も450種類以上の果実が実る島なのだそうです。

島の作り手のものを、島の宿で——これができるのが、ソルトスプリング島の醍醐味だと思います🍎

ホストの人柄と、ドイツ式の朝食

木の天井に飾られたドイツ・バーデン地方の紋章と絵付けされたビアマグ

室内には、ドイツ・バーデン地方の紋章や、絵付けされたビアマグ、アルプスの風景が描かれた大きなノコギリが飾られていました。ホストの方のルーツが感じられる、あたたかい空間です。

ホストの方がとても親切だったことも、この宿を語るうえで欠かせません。島の情報を教えてくれたり、気さくに話しかけてくれたり。B&Bならではの距離感が、ここをただの「泊まる場所」以上のものにしてくれました😊

サンルームの朝食テーブル。コーヒーのフレンチプレス、オレンジジュース、パンのバスケット、ハムとチーズ。窓の外は森と青空

ホストのルーツが最もはっきり表れていたのは、朝食のテーブルでした。リスティングには「フル・コンチネンタル・ブレックファースト」とありましたが、出てきたのは、ライ麦パンのバスケット、生ハム、大きな穴のあいたチーズ、きゅうりとトマト、ヨーグルトにジャム——そして焼きたてのオムレツまさにドイツ式の朝食でした🥖

生ハムとエメンタールチーズ、きゅうりとミニトマトを盛った朝食のプレート
ライ麦パンとオーツ麦のパンが並んだバスケット

日本の旅館の朝食が土地を物語るように、この朝食にもホストのルーツが表れていました。コーヒーはフレンチプレスで、オレンジジュースはピッチャーで。窓の外には森と、ハチドリ。急かされることなく、ゆっくり食べられる時間でした☕

「B&B」という宿の形は、建物だけでなく、そこに暮らす人の文化ごと体験できるのだと実感しました。

⚠️ 正直な注意点:レンタカーは必須です

ここは正直にお伝えしておきます。この宿はレンタカーがないと厳しいです。

地図上ではガンジズの街まで約1.6kmと、一見「歩けそう」に見えます。ですが宿の名前のとおり丘の上(on the Hill)にあり、坂道を上り下りすることになります。車なら10分ほどですが、徒歩や自転車での滞在は現実的ではありません。

  • レンタカーがある人:立地は最高。静かで景色がよく、島の各所へも動きやすい
  • 車がない人:ガンジズの街なかの宿を選ぶ方が快適です

逆に言えば、車があるなら「静けさ」と「景色」を両取りできる立地です。実際、この宿はサタデーマーケットまで約1.6km、Mount Maxwellまで約3.4kmと、島の見どころのちょうど真ん中にありました。

料金と基本情報

  • 宿名:Cedar House on the Hill B&B(シーダーハウス・オン・ザ・ヒル)
  • 場所:ソルトスプリング島(ガンジズから車で約10分/丘の上)
  • 料金の目安1泊2名で約3万円(時期により変動します)
  • 部屋数:2室のみ(ハチドリビュー&シダービュー)
  • 朝食:朝食付き(サンルームでいただきます)
  • 設備:Wi-Fi・駐車場あり
  • 予約:Airbnb などから(リスティングはこちら/2026年7月時点)

ソルトスプリング島で宿を選ぶときのポイント

最後に、島に泊まる方へ。この島の宿選びには、バンクーバーの観光地とは少し違うコツがあります。

  • 大型ホテルはほとんどありません。B&B・コテージ・ゲストハウスが中心です
  • 「車の有無」で選ぶべきエリアが変わります。車なしならガンジズ周辺一択
  • フェリーの時間を必ず確認。本数が限られるので、到着時刻と宿のチェックイン時間の兼ね合いに注意
  • 夏(特にサタデーマーケットのある土曜)は早めの予約を。宿の総数が少ないので埋まります
  • キッチンや冷蔵庫があると島歩きが楽しくなります。マーケットや農園で買ったものを部屋で味わえます

📍 ソルトスプリング島(ガンジズ周辺)

旅のデータ

  • 滞在:ソルトスプリング島/Cedar House on the Hill B&B
  • 料金:1泊2名 約3万円(朝食付き)
  • アクセス:ガンジズから車で約10分(丘の上・レンタカー必須
  • この宿でよかったこと:天窓のサンルーム/テラスからの入り江の眺め/ハチドリとの出会い/ホストの人柄
  • 島で買って部屋で味わったもの:Laughing Apple Farm のりんごジュース、島のシードル、Salt Spring Wild

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Kamiwan-Tabi

パッケージツアーでは行けない世界のマイナーな国々を旅するバックパッカー。現地の生の情報を写真とともにお届けしています。

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