【カナダ旅行記 Day5後編】バンクーバーのダウンタウン散策🕰️ 蒸気時計と地ビール工房スチームワークス

📅 公開: 2026年08月08日 🔄 更新: 2026年08月14日 ✍️ ノットアンドマイル

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ジャパンマーケットを満喫したあとは、そのままバンクーバーのダウンタウンへ。高級ブティックが並ぶ通り、カナダ生まれのアウトドアブランド、名物の蒸気時計……歩いているだけで発見の多い一日でした。夕方にはバスで郊外へ足をのばして、地ビール工房で乾杯。盛りだくさんだったDay5の後半をお届けします

高級ブティックが並ぶ、きらびやかな通り

会場のバンクーバー美術館前から少し歩くと、街の表情ががらりと変わりました。カルティエ、ティファニー、ルイ・ヴィトン……名だたるブランドの旗艦店が軒を連ねる通りです。

バンクーバーのダウンタウンにあるカルティエとティファニーの店舗が並ぶ通り

思わず足を止めてしまったのが、ルイ・ヴィトンのショーウィンドウ。ミニチュアの乗り物がずらりと並べられていて、商品よりディスプレイに見入ってしまいました

ルイ・ヴィトンのショーウィンドウに飾られたミニチュアの乗り物のディスプレイ

もちろん、旅行者向けのお土産屋さんもあります。メープルシロップやカナダらしいモチーフの雑貨が所狭しと並んでいて、こちらはこちらで見ていて楽しい。

カナダらしい雑貨やお土産が並ぶダウンタウンのギフトショップの店先

実はここが本拠地!カナダ生まれのアウトドアブランド

歩いていて「あっ」と声が出たのが、アークテリクス(Arc’teryx)の大きな店舗。日本でも人気の高級アウトドアブランドですが、実はここバンクーバー——正確には対岸のノースバンクーバーで1989年に生まれたブランドなんです。

バンクーバーのダウンタウンにあるアークテリクス(Arc'teryx)の店舗外観

もうひとつ、ルルレモン(lululemon)もバンクーバー生まれ。1998年創業で、キツラノというエリアのお店からはじまったブランドです。ヨガウェアでおなじみですね。

バラード通りに面したルルレモン(lululemon)バンクーバー店の外観

山も海もすぐそこ、という西海岸の土地柄。アウトドアブランドが育つ土壌があるんだなあと、地元で実物を見ると妙に納得してしまいました

Japadogって何!? カナダ流にアレンジされた日本食

ダウンタウンを歩いていると、日本にまつわるお店が次々と現れます。まず目を引いたのが「JAPADOG(ジャパドッグ)」。ホットドッグに照り焼きソースや海苔、大根おろしをのせた、日本×カナダのハイブリッドフードです。バンクーバー発祥で、いまや街の名物になっています。

バンクーバー・ダウンタウンのJapadog(ジャパドッグ)の店舗

ほかにもラーメン屋さん、寿司バー、カツカレーのお店……日本食の層の厚さに驚かされます。しかもどれも「純和風」というより、カナダ流にアレンジされているのが面白いところ。

ラーメン店など日本食の店が並ぶバンクーバーのダウンタウンの通り

午前中に行ったジャパンマーケットでも、のりタコスやカツサンドといった”カナダ流の日本”に出会ったばかり。この街全体がそういう土地なんだなと実感しました。

街じゅうがサッカー一色! ワールドカップ開幕直前のバンクーバー

そしてこの日いちばん驚いたのが、街の”サッカー化”でした。ロブソン通りの上には、無数のサッカーボールがぶら下がっています。よく見ると「QAT(カタール)」「NZL(ニュージーランド)」といった国コード入りのボールや、「VANCOUVER 2026」と書かれたボールも。

ロブソン通りの上空に吊るされた無数のサッカーボールの装飾とバンクーバー美術館

実は2026年のFIFAワールドカップは、カナダ・アメリカ・メキシコの3か国共催。バンクーバーも開催都市のひとつなんです。私たちが訪れたのは6月7日で、バンクーバー初戦(6月13日)のわずか6日前でした。街が仕上がっていくタイミングにちょうど居合わせた形です

FIFAワールドカップ2026の装飾で飾られたBC Placeスタジアムの外観

会場となるBC Placeへ行ってみると、「WE ARE VANCOUVER」の垂れ幕と優勝トロフィーの巨大なビジュアル。まだ試合は始まっていないのに、すでにお祭りムードでした。

極めつけはサイエンスワールド。あの球体の建物が、まるごと巨大なサッカーボールになっていました。こんな遊び心、さすがです

サッカーボール柄に装飾されたバンクーバーのサイエンスワールドの球体建築

ちなみにバンクーバーは、カナダの開催都市のなかで最多となる7試合を実施。

歴史の香るガスタウンへ

続いて向かったのは、バンクーバー発祥の地とされるガスタウン。レンガ敷きの歩道とアンティーク調の街灯が並び、近代的なダウンタウンから一気にタイムスリップしたような雰囲気です。

レンガ敷きの歩道とアンティーク調の街灯が並ぶバンクーバー・ガスタウンの街並み

一本裏の路地に入ると、今度は壁一面のグラフィティ。古い建物の非常階段と落書きアートの組み合わせが、いかにも北米の街という感じでかっこいい。

ガスタウンの裏路地にある壁一面のグラフィティアートと非常階段

お店をのぞくと、こんなものも。ツナ缶にしか見えないキャンドル、その名も「The Tuna Candle」。バンクーバーで手作りしているそうで、思わず笑ってしまいました。ちょっと変わったお土産を探している方におすすめです

ツナ缶の形をしたバンクーバー製のキャンドル「The Tuna Candle」

名物・蒸気時計は観光客で大賑わい

ガスタウンといえば、やっぱりこれ。名物の蒸気時計(Gastown Steam Clock)です。到着してみると、たくさんの観光客がカメラを構えていて大賑わいでした。

観光客で賑わうバンクーバー・ガスタウンの名物、蒸気時計

世界的にも珍しい、蒸気で動く時計。15分ごとに汽笛のような音を鳴らして蒸気を噴き上げる……のですが、近づいてよく見ると、時計に貼り紙がありました。

「CURRENTLY UNDER MAINTENANCE」の貼り紙がある蒸気時計のクローズアップ

「CURRENTLY UNDER MAINTENANCE(現在メンテナンス中)」。名物の蒸気を楽しみにしていた人は、ちょっと残念だったかもしれません。それでも記念撮影の人だかりは途切れず、みんな楽しそうでした。旅にはこういうこともありますね

蒸気時計のすぐ近くには、歴史ある「ウォーターフロント駅」。1914年にカナダ太平洋鉄道(CPR)の駅として建てられた重厚な建物で、大陸横断鉄道の終着駅だったところです。いまはスカイトレインやシーバスが発着する交通ハブとして現役で使われています。

この日に歩いたガスタウンや蒸気時計は、バンクーバー市内観光ツアーの定番コースにも入っています。「自力で歩くのは大変そう」「短い滞在で要点だけ押さえたい」という方には、スタンレーパークやグランビルアイランドもまとめて回れるツアーが便利です。※英語(または中国語)ガイドです

👉 バンクーバー市内1日観光ツアーをチェックする【KKday】

1914年建造のバンクーバー・ウォーターフロント駅の歴史ある駅舎

バスで郊外へ|カードをタッチするだけの手軽さ

夕方、ダウンタウンを離れてバスで郊外へ向かいます。

バンクーバーの市バスの車内。乗車時にカードをタッチする読み取り機

バンクーバーのバスは、乗るときにクレジットカードをタッチするだけ。日本のPASMOのような交通系ICカード(Compass Card)もありますが、短期の旅行なら、わざわざ買わなくても手持ちのカードでそのまま乗れました。これは本当に楽ちんです

坂を下る途中、木々の向こうに高層ビル群が見えてきました。ダウンタウンとはまた別の、もうひとつのスカイライン。バンクーバーの隣、バーナビー市の中心部です。

バンクーバー郊外の坂道から見えるバーナビー市の高層ビル群のスカイライン

偶然見つけた、トルコ菓子のお店

バスを降りて歩いていると、気になるお菓子屋さんを発見。ショーケースを覗いてみると、これがもう美味しそうで……思わず入ってしまいました

ピスタチオを使った中東系のお菓子が並ぶバンクーバーのお菓子屋さんのショーケース

並んでいたのは、ピスタチオがぎっしり詰まった、薄い生地を幾重にも重ねたお菓子。「これはトルコのお菓子かな?」と話しながら購入しました。

あとで調べたら、お店は「Emilee’s Sweet House」というトルコ菓子の専門店。予想は当たっていて、バクラヴァという伝統菓子でした。

Emilee's Sweet Houseの箱に入ったピスタチオのバクラヴァ

持ち帰って翌朝いただきました。生地はパリパリ、シロップがじゅわっと甘く、ピスタチオの香りが濃厚。コーヒーによく合います。移民の多いバンクーバーでは、こうして世界中のお菓子に不意打ちで出会えるのが楽しいところです

夕食は地ビール工房「スチームワークス」へ

そしてこの日の締めくくりが、地ビール工房「Steamworks Brewing(スチームワークス・ブリューイング)」のタップルーム。

スチームワークス・ブリューイングのタップルーム外観と醸造タンク

立て看板には「CRAFT BEER」「open DAILY @ NOON」の文字。フードトラックのメニューが手書きで書かれていて、期待が高まります

スチームワークス・タップルームの「CRAFT BEER」と書かれた立て看板

そして壁のロゴをよく見て、思わず声が出ました。これ、さっきガスタウンで見た蒸気時計じゃないですか!

蒸気時計をモチーフにしたスチームワークス・ブリューイングのロゴの壁画

調べてみると、スチームワークスは1995年にガスタウンのブリューパブから始まったブルワリー。その建物の地下には蒸気パイプが通っていて、それはあの蒸気時計を動かしているのと同じ蒸気なのだそうです。だから蒸気を使って醸造し、ロゴも蒸気時計。カナダ初の蒸気醸造所なのだとか。

「Steam powered since 1995」と書かれたスチームワークスの看板

昼に見た時計と、夜のビールがつながる——旅の中でこういう伏線回収があると、うれしくなりますね

ちなみに私たちが来たこのタップルームは2013年にオープンした生産工場のほうで、住所はバンクーバーの隣・バーナビー市。ガスタウンの元祖ブリューパブとは別の場所です。

天井の高い開放的なスチームワークス・タップルームの店内

店内は天井が高くて開放的。醸造タンクから直接注がれる、できたてのビールがいただけるのが工場併設タップルームの特権です。

まずは「フライト」で飲み比べ

メニューにあった「Flight(フライト)」。少量ずつ数種類を飲み比べできるセットのことです。実はこの言葉、Day2でクラフトシードルの醸造所を訪れたときに覚えたばかりでした。一度知っておくと、こういう場面でスッと頼めるので助かります

スチームワークスの4種飲み比べフライトとケチャップをかけたフライドポテト

この日の4種は、Heroica Red Ale(レッドエール)、Flagship IPA、Hazy Pale Ale、そしてTriple Berry Sour。いちばん手前の赤いのがベリーのサワーで、見た目も鮮やかでした。

飲み比べて気に入った1杯を、あらためてパイントで注文。夕方の光を浴びたビールが、それはもう美味しそうで

夕日を浴びたスチームワークスのパイントグラスと空になったフライトのグラス

「フライ」って、何のフライ?

おつまみを頼もうとメニューを見ていて、ふと手が止まりました。「Fries」……あれ、これって何のフライだろう?

お店の人に聞いてみたら、返ってきた答えは「ポテト」。あ、フライドポテトのことか! 英語では”Fries”だけでフライドポテトを指すんですよね。勉強になりました

そしてこのポテトが、素朴だけど美味しい。ケチャップをたっぷりかけていただきます。ポテトにケチャップ、やっぱり最強の組み合わせです。日本のお店でも、もっと当たり前に付いてきてほしいなあ……と思うのでした

ちなみにメニューには「Fried Pickles(フライドピクルス)」という、いかにも北米らしい一品も。ピクルスを揚げるの!?と気になって「揚げていないピクルスはありますか?」と聞いてみたら、答えは「ないよ」。……残念

メインディッシュはチキンバーガー

ザクザクの衣のチキンとコールスローがたっぷり入ったチキンバーガー

この日のメインは、チキンバーガー。ザクザクの衣をまとったチキンに、コールスローがたっぷり挟まっています。これがまた美味しい!

ボリュームも満点で、ビールとポテトとこれですっかりお腹いっぱいになりました。安くて、美味しくて、雰囲気もいい。ここは本当におすすめします

まとめ:昼の蒸気時計が、夜のビールにつながった一日

夕焼けに染まるバンクーバー郊外の静かな街並み

ジャパンマーケットに始まり、ダウンタウンの散策、ワールドカップに沸く街、ガスタウンの蒸気時計、そして郊外の地ビール工房——盛りだくさんだったDay5もこれでおしまいです。

昼に見た蒸気時計が、夜に飲んだビールのロゴになって再登場する。ただ歩いているだけでは気づかない、こういう小さなつながりを見つけられるのが、街歩きのいちばんの楽しみかもしれません

次回・Day6も、どうぞお楽しみに!

📍 ガスタウンの蒸気時計

旅のデータ

  • 旅のエリア:バンクーバー ダウンタウン/ガスタウン(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)
  • 蒸気時計:Gastown Steam Clock(Water St × Cambie St の角)※訪問時はメンテナンス中の掲示がありました
  • ウォーターフロント駅:1914年建造。現在はスカイトレイン・シーバスの発着駅
  • カナダ生まれのブランド:Arc’teryx(1989年・ノースバンクーバー発祥)/lululemon(1998年・バンクーバー発祥)
  • Japadog:バンクーバー発祥のホットドッグ店。ダウンタウンに店舗あり
  • FIFAワールドカップ2026:バンクーバーはBC Placeで7試合を開催(6月13日〜7月7日)。カナダの開催都市では最多
  • トルコ菓子:Emilee’s Sweet House(3671 E Hastings St, Vancouver)
  • 地ビールSteamworks Brewery & Taproom(3845 William St, Burnaby/2013年オープン。元祖ブリューパブは1995年創業でガスタウンのWater St)
  • 市バスの支払い:クレジットカードのタッチ決済でOK。Compass Cardを買わなくても乗れました

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