グラウスマウンテン山頂から見下ろしたバンクーバーの街と海

グラウスマウンテンは歩いて登れる|グラウスグラインド約2時間、6月でも山頂は寒かった

📅 公開: 2026年10月07日 🔄 更新: 2026年10月06日 ✍️ ノットアンドマイル

※PRを含みます

バンクーバーの北、ノースバンクーバーにあるグラウスマウンテン(Grouse Mountain)。ゴンドラで山頂まで上がれる人気の観光地ですが、実は自分の足で登ることもできます。

私たちは「グラウスグラインド」という登山道を選びました。急な階段と岩の道でばてばてになりながら、霧の中を登りきるまで約2時間。山頂は6月とは思えない寒さでした。

この記事では、登山の様子と、登る前に知っておきたかったこと(服装、山頂の寒さ、レストランの値段、下りのゴンドラ)をまとめます。皆さんの楽しい旅の参考になれば嬉しいです。

グラウスマウンテン山頂から見下ろしたバンクーバーの街と海
山頂のレストランのデッキから。晴れると、バンクーバーの街と海が一望できる

グラウスマウンテンとは

バンクーバーの街から北へ、バスで行けるノースバンクーバーにある象徴的な山です。「The Peak of Vancouver」を名乗っていて、山頂へはゴンドラで上がれます。夏はハイキングやアトラクション、冬はスキー場としてにぎわいます。

朝、バスで麓へ。服装がちょっと違う?

グラウスマウンテンへ向かう路線バスの車内
山の麓へ向かうバス。6月なのに、フリースやダウン姿の人が・・・

朝、バスでグラウスマウンテンを目指しました。乗り込んでみると、周りの人の服装がちょっと違う。6月なのに、フリースやダウンを着ているんです。

そのときは「寒がりなのかな?」くらいに思っていました。理由は、山頂に着いてからわかります。

💡 ダウンタウンからは、ウォーターフロント駅からシーバスでロンズデールキーへ渡り(約12分)、236番のバスで終点の麓(Grouse Mountain @ Skyride)まで約25分です。乗り継ぎは90分以内なら追加料金なし。バスもシーバスも、クレジットカードのタッチ決済で乗れます。ロンズデールキーについてはこちらの記事にまとめています。

グラウスマウンテン麓の広場に立つ木彫りの像
麓の広場。木彫りの像が出迎えてくれる
グラウスマウンテン麓のゴンドラ乗り場の建物
スターバックスも入っている。右奥の階段がゴンドラの乗り口です。

麓にはゴンドラ乗り場とチケット売り場があり、スターバックスも入っています。ゴンドラで上がる人はここから、歩いて登る人はこの近くの登山口からスタートします。

💡 歩いて登るのは大変そう、という方はゴンドラで山頂へ。市内からの無料シャトルバスとゴンドラ往復がセットになったチケットもあります。

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麓のチケット売り場とインフォメーション
チケット売り場とインフォメーション

登山道は2つ。私たちはキツいほうを選んだ

グラウスグラインドの登山口へ続く道
バス停周辺の道 やる気に満ちた人が・・・
登山口近くの舗装された小道と案内板
やる気のある服装の人たちのあとに続いて登山口へ

登山口の案内板によると、山頂へ向かう登山道は2つあります。

グラウスグラインドとBCMCルートの距離と標高差を示す案内板
登山道の案内板。グラウスグラインドは2.5km・標高差800m
  • グラウスグラインド(Grouse Grind):2.5km・標高差800m
  • BCMCルート:2.9km・標高差750m

距離が短いぶん、グラウスグラインドのほうが急です。私たちはキツめのグラウスグラインドを選択しました。どちらも登るのに料金はかかりません。

開園時間とトレイルの状況を示す掲示板
この日の開園時間は7:00〜19:30。3つのトレイルはすべてOPEN 日が沈むのがなんと夜の9時!

この日の開園時間は7:00〜19:30。掲示板に、トレイルが開いているかどうかが出ています。

🔴 グラウスグラインドは下りの通行が禁止されています。登ったら、帰りはゴンドラで下りることになります(下山のチケットは後半で紹介します)。

グラウスグラインドの登山口のゲート
ここから登山スタート(9時42分)

グラウスグラインドを登る(9:42〜11:43)

9時42分、登山スタート。いきなり階段です。

グラウスグラインド序盤の木の階段
序盤から階段が続く
苔むした倒木とシダが広がる森
苔むした倒木とシダの森

苔むした森の中を進みます。途中、雨も降ってきました。

登山道にかかる白い橋
白い橋を渡る
苔に覆われた岩と倒木
どこを見ても苔だらけ。まだまだ先は長い・・・

10時23分、4分の1地点の看板に到着。「おめでとう、ここまでが易しい区間。ここからがきつい区間です」と書かれています。疲れていないか、水は足りているかを正直に確かめて、引き返すならここが最後のチャンス。この先は下りが禁止されています。この先に2/4とか3/4などの看板があったかの記憶はありません・・・なかったような・・・

グラウスグラインドの4分の1地点の看板
4分の1地点の看板。ここから先は下ることができない

ここからが本番です。でも実際はここですでに疲れていました・・・

急な山道、岩畳、木道、階段。ばてばてになって、途中で何度も休憩しながら登りました。

石を敷き詰めた急な登山道
岩畳の急な登り
森の中に続く木の階段
まだまだ続く階段。濡れていたり、苔があるので、滑らないように注意しながら上りましょう。

早い人もいれば遅い人もいるので、自分のペースで登ることが大切です。ただ、同じくらいのペースの人も多くて、同じ人たちと抜いたり抜かれたりしながら登っていく印象でした。疲れて休んでいる間に抜かれて、登り始めると、さっき抜いていった人達が今度は休んでいる。その繰り返しです。たまに早い人が抜いていってすぐに視界から消えていくことも。自分のペースでゆっくり、滑ったり転んだりしないように登っていきましょう!

道が狭いので、休むときは端に避けて、後ろの人が抜きやすいようにしておいてくださいね。

10時57分、木々の間から、ふっと景色が開けました。眼下にはノースバンクーバーの街と海、その向こうにはバンクーバーの街並み。ここまで登ってきた高さを実感できる、ご褒美のような景色です。

グラウスグラインドの途中、木々の間から見えたノースバンクーバーの街と海
木々の間から、眼下に街と海が見えた(10時57分)
霧に包まれた森の登山道
山頂が近づくと霧が出てきた
霧の森で木々を真下から見上げた様子
霧の森を見上げる

山頂に近づいてくると、霧が出てきて、気温もぐっと下がってきます。登っている間は汗をかくので、服装は羽織れるもの、途中で脱ぎやすいものがおすすめです。

霧の向こうに見えてきた山頂の建物
霧の向こうに山頂の建物が見えた
グラウスグラインドのゴール地点の建物
ゴール!(11時43分)

11時43分、ゴール! 登山口から約2時間でした。公式サイトでは「体力のある人で平均2〜2.5時間」とされています。途中、写真を撮ったり、休憩しながら登ってこのくらいの時間です。

山頂に到着。6月でも寒い

山頂に着いてわかりました。6月でも山頂は寒い。バスの乗客がフリースやダウンを着ていた理由はこれだったんです。フリースとウインドブレーカーか、軽いダウンは必須です。

私たちはウインドブレーカーしか持っていかなかったので、山頂はめちゃくちゃ寒かった……。ウインドブレーカーだけでは足りません。中に着られるフリースか、小さくたためる軽いダウンを1枚、リュックに入れておくのがおすすめです。登りの途中は動くので暑いくらいです。

次に行くなら、ウインドブレーカーの下に薄手のフリースを1枚。フリースは濡れても冷えにくいので、汗をかいたあとに寒くなってきても着られます。ただ、汗で濡れたTシャツのままだと体が冷えてしまうので、山頂でTシャツを着替えてからフリースを重ねるほうがよさそうです。

グラウスグラインドに持っていきたい装備はこちら。

  • 薄手のフリース:ウインドブレーカーの下に重ねる中間着
  • 換えのTシャツ:山頂で、汗をかいたTシャツから着替える
  • 汗拭き用のタオル:着替える前に汗を拭いておくと、体が冷えにくい
  • ウインドブレーカー:小雨や風よけに

中間着の薄手のフリースなら、山頂のショップにも並んでいたザ・ノース・フェイスの「マウンテンバーサマイクロジャケット」などがよいのではないでしょうか。メンズとレディースがあります。

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せっかくなら、現地でお気に入りを探すのも旅の醍醐味です。バンクーバー発祥のルルレモンや、ノースバンクーバー発祥のアークテリクスもおすすめです。ノースバンクーバーにはアークテリクスのアウトレット店舗(2155 Dollarton Hwy)もありますよ。

山頂のアトラクションを案内する標識
山頂の案内板。猛禽類のショーやコースター、マウンテンバイクトライアルコースまである

山頂にはたくさんのアトラクションがあって、1日楽しめます。山頂に入場料はありません。ショーなどは無料で楽しめて、お金がかかるのは一部のアクティビティだけです。※時期や日によって変わることがあります。

アトラクションどんなもの?料金
ランバージャックショー丸太切りや木登りなど、木こりの技を見せるショー無料
グリズリーベアの保護施設保護されたハイイログマを間近で見られる無料
Birds in Motionタカやフクロウなど、猛禽類が飛ぶショー無料
Peak Chair(リフト)さらに上の展望地点まで上がるリフト無料
レンジャーのトーク・エコウォーク山の自然や動物の解説無料
グラビティコースター山の斜面を下るコースター別料金
ジップラインワイヤーで谷を滑空別料金
ロープアドベンチャー木の上を渡るアスレチック別料金
マウンテンバイク(バイクパーク)山頂のコースを自転車で下る別料金

私たちは歩いて登りましたが、猛禽類のショー(Birds in Motion)を無料で見られました。お金がかかるのは、ゴンドラ代と、別料金のアクティビティくらいです。歩いて登れば、下山のゴンドラ代(ダウンロードチケット)だけで山を楽しめます。

一方、コースターやジップライン、マウンテンバイクは別料金で、こちらは料金が高めです。

山頂の道を歩く観光客
ゴンドラで上がってきた人も多い
霧の中で草を食べるシカ
霧の中で草を食べるシカに出会った

霧の中で草を食べているシカにも出会いました。

霧に包まれた山頂の遊歩道
霧で遠くが見えない
霧の山頂広場とリフト
6月でも山頂は寒い。海外で日本人のあるある「地元の人より厚手の服装を」
グラウスマウンテン山頂のマウンテンバイクのコース
マウンテンバイクのコース

山頂レストラン:スープ$10.05で寒さをしのぐ

寒かったので、レストランでスープを食べました。税込みで$10.05。高い……。ハンバーガーなどは$25とか$30なので手が出ず、スープで寒さと空腹をしのぎました。

山頂レストランで頼んだカップのスープ
スープは税込み$10.05

とはいえ、せっかく登ったご褒美です。気にせずハンバーガーを頼むのも、ぜんぜんありだと思います。

レストランのデッキは景色がよくておすすめです。ただし、デッキは何か買わないと入れません。なにか買って食べるのは必須ですが、値段には注意してください。

山頂から見たゴンドラのケーブルとバンクーバーの街
ゴンドラのケーブルの先にバンクーバーの街
山頂から見た南側の平野と海、遠くの島々
遠くの島々まで見渡せる

山頂に着いた12時ごろは霧で真っ白でしたが、食事をしている間に晴れて、13時すぎにはデッキからバンクーバーの街と海が見渡せました。山の天気は1時間で変わります。霧が出ていても、少し待ってみる価値はあります。

レストランと同じ建物にあるアウトドアショップも、めちゃくちゃ充実しています。ルルレモン、アークテリクス、パタゴニア、ノースフェイスなど、アイテムがそろっていました。

山頂のアウトドアショップの入口
山頂のアウトドアショップ。品ぞろえが充実

下山はゴンドラで

グラウスグラインドは下りが禁止なので、帰りはゴンドラです。登ってきた人は、下山用の「ダウンロードチケット」を買って乗ります。公式サイトのオンライン価格は、13歳以上が$20、5〜12歳が$10です。オンラインの操作がよくわからなかったので、窓口で購入$25.10でした。

グラウスマウンテンの下山用ダウンロードチケット
下山用のダウンロードチケット
山頂のゴンドラ乗り場
帰りはゴンドラで下山

13時41分にゴンドラに乗り、たった10分で下山。歩いて2時間かかった道のりが、あっという間です。

麓のゴンドラ乗り場と周辺の森
麓に到着
麓のゴンドラ降り場の通路
ゴンドラの降り場

帰りもバスで戻りました。時間帯なのか貸切状態でした。

帰りの路線バスの車内
帰りのバス

まとめ|グラウスグラインドで登るなら

  • 徒歩で登るのは無料。ただし下りは禁止なので、帰りはゴンドラ(ダウンロードチケット:オンライン$20/窓口$25.10)
  • 私たちは約2時間で登頂。4分の1地点までが約40分、そこから山頂まで約80分
  • 6月でも山頂は寒い。ウインドブレーカーの下に薄手のフリースを。換えのTシャツと汗拭きタオルも持っていき、山頂で着替える
  • 道が狭いので、休むときは端に寄る
  • 山頂に入場料はなく、ショーやグリズリーベアは無料。コースター・ジップライン・マウンテンバイクは別料金
  • 山頂レストランは高め。スープ$10.05、ハンバーガーは$25〜30
  • 霧が出ていても、待てば晴れることがある

📍 グラウスマウンテンの場所

麓のゴンドラ乗り場(6400 Nancy Greene Way)。236番のバスの終点で、グラウスグラインドの登山口もこのすぐ近くです。

旅のデータ

  • 訪問:2026年6月10日(水)
  • 場所:グラウスマウンテン(Grouse Mountain/カナダ・ノースバンクーバー)
  • 登山道:グラウスグラインド(2.5km・標高差800m)
  • この日の流れ:9:42 登山口 → 10:23 4分の1地点 → 11:43 山頂 → 13:41 ゴンドラで下山
  • 登山料:無料/下山ゴンドラ:13歳以上$20・5〜12歳$10(公式サイトのオンライン価格)。私たちは窓口で買って$25.10
  • 開園時間:7:00〜19:30(この日の掲示)
  • 山頂レストラン:スープ$10.05(税込み)
  • アクセス:ダウンタウンのウォーターフロント駅からシーバスでロンズデールキーへ(約12分)、236番バスで終点の麓まで(約25分)。公式サイトの行き方(英語)
  • ※2026年6月時点の体験です。料金や時間は変わる可能性があります

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